【亜州ビジネス編集部】
携帯電話サービス最大手アドバンスト・インフォ・サービス（AIS）は、2022年9月末の光通信インターネットサービスの加入数が208万5900件となり、前年同月末比25％増加したと発表した。6月末との比較では6％増だった。新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和が進み、経済活動が活発化したことがプラスに影響した。
加入数は増加傾向にあるものの、22年第3四半期の加入1件当たりの平均収入（ARPU）は月418バーツに低下。他社との競争が激化していることで、前年同期を8％下回った。
携帯電話サービスの加入数は前年同月末比5％増の4566万1700件だった。うちポストペイド式サービスは10％増の1237万1000件、プリペイド式サービスは3％増の3329万700件。合計のデータ通信量は31％増だった。第5世代（5G）通信サービスの加入数は3.7倍の550万件に増加した。
1〜9月の売上高は前年同期比4％増の1367億8600万バーツ。うち光通信事業が21％増の74億6600万バーツと伸びた一方、主力の携帯電話事業が1％減の871億7100万バーツに落ち込んだ。全体の純利益は7％減の186億4800万バーツだった。
22年の投資額は300億バーツを計画。5G通信網の拡充などに投じる。
