【亜州ビジネス編集部】
ラオス北部で今月初め、国際長距離鉄道「中老鉄路(中国ラオス鉄道)」のムアンサイ駅の貨物運輸事業が正式にスタートした。これに伴い、同鉄道ラオス区間で開業した貨物駅は7駅に増加。すべての貨物駅が全面稼働したことになる。中国政府系メディアが報じた。
2021年12月の全線開通から22年10月末までにラオス区間の貨物輸送量は171万8300トンに積み上がった。貨物輸送量の月平均増加率は17.1%と高い水準となっている。
同鉄道は、中国の雲南省昆明市とラオスの首都ビエンチャンを結ぶもので、全長は1000キロメートルを超える。中国区間は全長508キロメートルで、ほぼ雲南省内が占める。