【タイ】工業団地公団の用地販売、22年度は65%増

【亜州ビジネス編集部】

タイ工業団地公団(IEAT)は、2022年度(21年10月〜22年9月)の用地販売・賃貸面積が前年度比65.1%増の322万5980平方メートルだったと明らかにした。

新型コロナウイルスの影響が薄れ、入国規制が緩和されたことがプラスに影響した。海外からの視察が増加しており、23年度は400万平方メートルを目指す。プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。

22年度の用地販売・賃貸面積は、地域別で東部の経済特別区「東部経済回廊(EEC)」が274万7180平方メートルと全体の85%を占めた。入居企業による全体の投資額は1376億7780万バーツ。新規雇用は3万9643人だった。

同公団は全国16都県で67カ所の工業団地を運営している。総面積は2億9163万6800平方メートル。このうち販売・賃貸用地が1億9089万1200平方メートルで、79%が成約済みとなっている。

入居企業の主な業種は、◆自動車・運輸◆鉄鋼・金属◆ゴム・プラスチック・人工皮革◆エンジン・機械――など。

国・地域別の投資額は、日本が31%を占め最大。中国が19%、米国、英国、豪州、オランダ、マレーシアがそれぞれ6%で続く。


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