【亜州ビジネス編集部】
電気自動車(EV)中国最大手、比亜迪汽車(BYD)の販売代理店であるレバー・オートモーティブは、1日に発売した初のモデル「ATTO3」(中国名「元Plus=ユアンプラス」)の予約台数が11日時点で4615台に達したことを明らかにした。
小型スポーツ多目的車(SUV)タイプのEVで、中国から輸入。好評を受けて追加で2000台を来月に輸入することも決め、来年1月までの調達数を1万台に増やした。
一方、同日は航続距離が短い下位グレードも発売した。ターンセタキットが13日付で伝えた。
当初は年内に5000台、来年1月に3000台の計8000台を輸入する計画だった。既に435台を納車。予約が1万台に達した後は受け付けを一時停止する。
1日に発売したのは航続距離480キロメートルの上位グレード「エクステンデッドレンジ」で、11日は同410キロメートルの「スタンダードレンジ」を投入した。スタンダードの販売価格は109万9900バーツと、エクステンデッドよりも10万バーツ安い。
現在は中国からの輸入車を販売しているが、BYDは東部ラヨン県に年産能力15万台の工場を建設する計画。2024年第3四半期までに稼働させる方針を示している。