【亜州ビジネス編集部】
中国の首都・北京市で新エネルギー車(NEV)販売が好調に積み上がっている。景気てこ入れのための自動車買い替え支援策が追い風となっている形だ。経済日報が14日付で伝えた。
今年7月から導入された同支援策は、古い乗用車をNEVに買い替えた市民に対して、1台当たり8000〜1万人民元(約15万8000〜19万8000円)の補助金を支給するものだ。10月末までの申請件数は9312台で、補助金額は計7449万6000人民元に上っている。補助金を活用hした新車購入額は計23億5900万人民元となった。
補助金対象以外の車両も含めて、北京市のNEV小売額は今年9月に前年同月比58.8%増の36億2000万人民元に膨らんだ。増加率は前月から18.3ポイント加速している。補助金の申請は10月に入っても拡大傾向が続く。1日当たり平均90台となり、7月に比べて50%増えている。申請内容はガソリン車からNEVへの買い替えが約8割を占める。