【亜州ビジネス編集部】
シニット副商務相は、2022年1〜9月の冷凍食品会社の設立登記数が前年同期比84%増の92社だったと明らかにした。登録資本金総額は3.8倍の2億9930万バーツ。新型コロナウイルス流行の影響を受けず、国内外で需要が拡大していることが背景にあるという。1日付バンコクポストなどが伝えた。
同相によると、タイからの投資が大半を占めるものの、日本、中国、シンガポールの資本も目立つという。冷凍食品会社の21年の売上高合計は105億バーツで、19年の70億バーツから50%増加。新型コロナ禍でも堅調に推移している。
22年10月末時点の冷凍食品会社の企業数は833社。うち89.5%が小規模企業、6.3%が中規模企業、4.2%が大企業だった。鶏肉や魚介類、果物、野菜などを扱う企業が含まれる。