【タイ】9月末の雇用数3956万人、コロナ前を上回る

【亜州ビジネス編集部】

国家経済社会開発委員会(NESDC)の発表によると、2022年9月末の雇用数は3956万人となり、新型コロナウイルス流行前の19年9月末に比べ2.7%(103万人)増加した。

新型コロナ禍から着実に回復する一方、一部の産業で人材不足に直面しているという。失業者数は49万人だった。ネーションが伝えた。

雇用数の内訳はタイ人が3709万人、外国人が247万人。タイ人の雇用数は農業や漁業、サービス業などで減少傾向にあるものの、製造業を中心に1年前との比較で5.1%増えた。外国人では特に近隣国からの出稼ぎ労働者が新型コロナ流行の影響で帰国したまま戻っておらず、23%減少。肉体労働者を必要とする産業で人材が不足しているとNESDCは指摘した。

外国人の非熟練労働者は、国別でミャンマーが全体71.9%を占め最多。これに、カンボジア(19.3%)、ラオス(8.7%)が続く。一方、熟練労働者は約24万人で、外国人全体の9.9%を占めた。


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