【亜州ビジネス編集部】
米調査会社ニールセンがまとめた2022年11月の国内の総広告支出は、前年同月比8%増の87億9800万バーツだった。プラスは8カ月連続。
新型コロナウイルス対策の活動制限が緩和され、国内経済が回復に向かう中、全10媒体のうち6媒体がプラスとなった。
6媒体がプラス
◆ラジオ=12%増の3億4100万バーツ
◆雑誌=6%増の5600万バーツ
◆映画=74%増の8億500万バーツ
◆屋外=42%増の7億9400万バーツ
◆交通=2.3倍の7億6800万バーツ
◆店内=22%増の7700万バーツ
3媒体はマイナス
◆テレビ=7%減の50億7100万バーツ
◆ケーブル・衛星テレビ=63%減の3400万バーツ
◆新聞=7%減の2億バーツ
「デジタル」は増減を算出しておらず、6億5300万バーツだった。
企業別の広告支出は、消費財大手の英蘭系ユニリーバ・タイ・ホールディングスが8%増の3億2800万バーツでトップ。米消費財大手プロクター&ギャンブル(P&G)が15%増の2億4100万バーツで2位、消費財販売を手掛けるマス・マーケティングが16%減の2億3100万バーツで3位だった。日系では、いすゞ車の販売会社トリペッチいすゞセールスが36%増の1億4000万バーツで6位に入った。
1〜11月の総広告支出は前年同期比10%増の913億5400万バーツ。ケーブル・衛星テレビと新聞、デジタルを除く7媒体がプラスだった。