【ベトナム】11月の新車販売5.9%減、「コロナ反動」終わる

【亜州ビジネス編集部】

ベトナム自動車工業会(VAMA)が13日発表した2022年11月の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年同月比5.9%減の3万6371台だった。減少は11カ月ぶりで、新型コロナウイルス流行の反動がなくなった格好。前月比では0.5%減で5カ月ぶりに落ち込んだ。ただ新型コロナ流行前の19年11月を21.9%上回っている。

内訳は乗用車が前年同月比7.2%増の2万9750台(前月比5.4%増)、商用車が37.2%減の6455台(同19.4%減)など。国内生産車は10.3%減の1万8813台(6.2%減)、輸入車は0.8%減の1万7558台(6.4%増)だった。

VAMA会員企業の販売台数は14.5%減の3万1186台(前月比1.4%減)。ブランド別ではトヨタが13.0%減の8678台(0.1%減)で最も多く、これに韓国・起亜、米フォードが続いた。なおVAMA非加盟の韓国・現代自動車の販売台数は0.2%増の7543台(7.7%減)で、VAMA首位のトヨタに次ぐ水準だった。

1〜11月は4割増、コロナ前も3割上回る

1〜11月の新車販売台数(一部企業除く)は36万9334台となり、前年同期から43.5%増加した。新型コロナ流行前の19年1〜11月を27.9%上回った。

内訳は、乗用車が前年同期比63.2%増の28万9678台(19年同期比36.5%増)、商用車が0.3%増の7万4953台(同4.5%増)など。国内生産車は46.4%増の20万8822台(23.0%増)、輸入車は39.9%増の16万512台(34.4%増)だった。

VAMA加盟企業の販売台数は32万7760台で40.3%増加。VAMA首位のトヨタは47.9%増の8万1491台で、これに起亜と三菱自動車が続いた。なおVAMA非加盟の現代自の販売台数は18.7%増の7万2037台で、VAMA首位のトヨタに次ぐ水準だった。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る