【亜州ビジネス編集部】
バンコク近郊で1〜12日に開催された自動車展示販売会「第39回タイランド・インターナショナル・モーターエキスポ」で、自動車の受注台数は前年開催の第38回に比べ16%多い3万6679台だった。
前年開催を上回るのは4年ぶり。電気自動車(EV)が注目を集め、ブランド別のトップ10にはEVを製品ラインアップに持つ中国メーカーが3社入った。
主催のインターメディア・コンサルタンツ(IMC)の13日発表によると、新型コロナウイルス流行の影響が薄れる中で来場者数は16%増の133万5573人と盛況。バイクの販売台数は87%増の6089台、バイクや部品なども含むイベント全体での販売総額は8割増の約510億バーツに拡大した。
車両の平均価格は自動車が前年より3%高い1台134万9742バーツ、バイクが25万3699バーツだった。
自動車の車種別ではスポーツ多目的車(SUV)が人気を集め、EVはブランド別で中国の比亜迪汽車(BYD)、ナタ汽車(NETA)、上海汽車傘下のMGの注目度が高かった。
トヨタが5715台で首位
自動車のメーカー別受注台数は、首位トヨタが5715台、2位ホンダが4115台など。
トップ10入りした中国車は3ブランドで、20年と21年開催の1ブランド(MGのみ)から増えた。うち先月にEVを発売してタイ市場に参入したBYDは2714台で3位に入った。
同イベントは毎年11〜12月、バンコク近郊のコンベンションセンター「インパクト・ムアントンタニ」で開催される。