【タイ】10月の失業率1.4%に上昇、失業者数9.7万人増

【亜州ビジネス編集部】

国家統計局(NSO)の発表によると、2022年10月の失業率は1.4%となり、前月比で0.2ポイント上昇した。失業者数は55万9800人となり、9万7000人増加した。

地域別の失業率は、北部と東北部の1.2%が最も低く、北部は前月の1.3%から低下。東北部は0.9%から上昇した。

他の地域ではバンコクが1.3%、中部が1.5%となり、前月をそれぞれ上回った。一方、南部は前月から低下し、1.8%だった。

労働力人口は3984万7100人、就業者数は前月比で1.0%減の3919万6900人。分野別では◆農業=12.9%減の1131万1100人◆製造業=3.8%増の856万7300人◆商業・サービス業=5.4%増の1931万8500人――だった。

失業率は20年第1四半期まで1.0%前後で推移していたが、3月下旬に始まった新型コロナウイルス第1波の影響を受け、第2四半期に2.0%まで上昇。21年第3四半期には、新型コロナの流行後で最も高い水準となる2.3%まで悪化していた。ただ21年第4四半期以降は低下傾向にある。


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