【亜州ビジネス編集部】
ワールド・エコノミクスが19日発表した最新調査によると、中国の企業信頼感(business confidence)は今年12月に、同調査が開始された2013年1月以降で最低水準に落ち込んだ。
新型コロナウイルスの防疫措置が緩和されたことで感染者が急増し、経済活動に影響が出ている。
ロイター通信によると、同調査は12月1〜16日にかけ、2300社以上の企業を対象に行われたもの。12月の企業信頼感指数は48.1となり、前月の51.8から3.7ポイント低下した。
ワールド・エコノミクスはこの調査結果について、中国経済の成長ペースが急速に減速し、2023年にはリセッション(景気後退)に向かう可能性があることを強く示唆していると指摘した。ワールド・エコノミクスによると、コロナ禍でマイナス影響を受けていると感じている企業の比率は調査史上で最高となり、回答者の半数以上が何らかの形で業務に支障が出ていると回答したという。