【亜州ビジネス編集部】
中国自動車最大手の上海汽車集団傘下で「MG」車を販売するMGセールス(タイランド)は、電気自動車(EV)の納車台数が2022年に3500台、23年に1万台に達する見通しを明らかにした。
23年は需要の高まりで販売が大きく伸びると期待。半導体不足の緩和により納車が進むと見込む。クルンテープ・トゥラキットが17日付で伝えた。
同社は3モデルのEVを販売し、これまで累計で6000台を納車した。
ただ、3モデルのうちステーションワゴン「MG EP」は半導体不足の影響で予約受け付けを一時停止している。同モデルの受注残2000台は、23年2月までに全て納車できる見通し。
一方、スポーツ多目的車(SUV)「MG ZS EV」の受注残は1000台で、23年1月中にも納車を終える。
いま予約した顧客は納車まで2カ月待ちという。もう一つのSUV「MG4」は先月に予約受け付けを開始した新モデルで、これまで2000台を受注した。