【亜州ビジネス編集部】
機能性食品のファーマフーズ(本社:京都市西京区)は20日、南部ロンアン省に健康食品の合弁工場を建設すると発表した。
薬局チェーン大手などと組み、現地に販売網も構築。日本基準の製品を手頃な価格で提供する。
薬局チェーン大手「ロンチャウ薬局」を展開するFPTデジタルリテールと、健康・美容商品流通のサトー・コネクトゲート(SCG)の現地企業2社と合弁会社を設立する計画。ヒュータイン工業団地に工場を設ける。3社は19日に覚書を交わした。
ファーマフーズが開発した原料を用いて製品を生産し、全国に1000店舗以上を展開するロンチャウ薬局で販売する。SCGは商品のアイデアや方向性を提供するほか、国内流通でも大きな役割を持つとしている。
FPTデジタルリテールはIT(情報技術)大手FPTの傘下で2012年設立。薬局のほか米アップル製品の販売店なども展開し、21年度の売上高は22兆4950億ドン(約1310億円)だった。SCGはオンライン広告事業のVTMグループの子会社。