【タイ】日本食店5千店超、前年から2割増=ジェトロ調査

【亜州ビジネス編集部】

日本貿易振興機構(ジェトロ)が行った「2022年度タイ国日本食レストラン調査」によると、タイ国内の日本食レストランの数は5325店となり、前年(4370店)から22%増えた。

新型コロナウイルス禍から国内消費が回復に向かう中、07年の調査開始以降で最大の増加数となった。

店舗数の調査は各社のウェブサイトや報道資料などを基に9月1日〜11月15日に実施。他に状況の聞き取り調査を11月15〜12月10日に行った。日本食や日本風アレンジのメニューが過半を占める外食店を対象とし、出前専業の店舗は含まない。店舗数は07年の745店から14年連続で増えている。

業種別では寿司の1431店が最も多く、これに日本食(総合和食店など)の1273店、ラーメンの611店が続いた。

地域別ではバンコクが2394店、バンコク近郊が784店、地方が2147店。客単価は101〜250バーツが多かった。

関係者への聞き取りによると、日本食レストランの売り上げ状況は新型コロナ前の19年の70〜90%まで回復しているとの意見が多かったという。回復しきっていない理由には、原料の高騰や会食需要の減退、外国人観光客数の回復の遅れが挙がった。


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