【タイ】年末年始の海外旅行、1日平均3.3万人=観光庁予測

【亜州ビジネス編集部】

タイ国政府観光庁(TAT)のユタサック長官は、年末年始に海外へ渡航するタイ人の数が1日平均3万3400人に増えるとの予測を明らかにした。各国で新型コロナウイルス対策の入国規制の緩和が進んだことで、中高所得層を中心に活況を呈する見通し。渡航先は日本、韓国、ベトナムの順に人気という。27日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。

入国管理局の集計によると、2022年10月1日〜11月30日は1日2万8000人で、12月1〜20日は2万8800人に増加した。同長官は、21日以降も増加傾向が続いており、年末年始にピークを迎えるとの見方を示した。航空会社の増便なども追い風になるとみている。

一方、12月31日〜1月2日の国内旅行者数を314万人、観光収入を112億バーツ(約430億円)、ホテル稼働率を75%と予測した。いずれも回復傾向にあるものの、家計債務の増加や、不安定なガソリン価格などがマイナスに影響し、新型コロナ流行前の水準にはまだ戻らないとみている。


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