【亜州ビジネス編集部】
不動産コンサルタントの英系ナイトフランク・チャータード(タイランド)の集計によると、2022年第3四半期のバンコク都内のオフィス稼働率は81.3%となり、前四半期の80.1%から上昇した。
経済回復に伴い、法律や会計、金融関連などの企業の入居が目立った。バンコクポストなどが伝えた。
稼働率は都心の中央商業地区(CBD)で84.0%となり、前四半期比0.8%上昇。また、CBD外では77.0%に1.7%上昇した。都市鉄道網の拡充などで賃料の安いCBD外に移転する動きが活発化しているという。
一方、平均賃料(1平方メートル当たり・月額)はCBDで0.2%増の911バーツ、CBD外で0.4%減の658バーツだった。
9月末時点のオフィス供給面積は568万平方メートルで、3カ月前に比べ0.5%減少した。将来の新規供給は現行比で30%増となる175万平方メートルが計画されている。