【ベトナム】1人当たりGDP、50年までに8倍に=政府目標

【亜州ビジネス編集部】

政府は、1人当たり国内総生産(GDP)を2030年までに倍増させ、50年までに8倍の3万2000米ドルとする目標を設定した。VNエクスプレスが5日付で伝えた。

22年の1人当たりGDPは9560万ドン(約4100米ドル、約55万円)で、前年から10.8%増加。まずは30年までにこれを倍増させる計画で、そのためにはGDPを年率7%のペースで成長させる必要があるとしている。

計画投資省は、年7%成長を達成するには21〜30年に4830兆ドンの投資が必要になると試算。11〜22年の3倍超の規模で、うち2割を政府が投じる計画になるとした。特に東西回廊(ベトナム国内では南部バリアブンタウ省〜ホーチミン市〜タイニン省)と南部回廊(国内では北部ハイフォン市〜ハノイ市〜ラオカイ省)の整備が重要になるとみている。

50年までには1人当たりGDPを2万7000〜3万2000米ドルに引き上げたい考え。そのためには30〜50年に年率6.5〜7.5%の成長を遂げる必要があるとしている。


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