【亜州ビジネス編集部】
運輸省は13日、バンコク都内で登録されたタクシーの運賃を引き上げた。対象は約8万台。同省がメーターを調整した車両から順に新運賃を適用する。
バンコクのタクシー運賃の引き上げは2014年12月以来、約8年ぶりとなる。
1キロメートルまでの初乗り運賃は3列シート、バンタイプなどが40バーツに引き上げられ、普通車は35バーツで据え置く。
距離に応じた運賃
◆1〜10キロまで=1キロ当たり6.5バーツ(従来は5.5バーツ)
◆10〜20キロまで=7.0バーツ(6.5バーツ)
◆20〜40キロまで=8.0バーツ(7.5バーツ)
◆40〜60キロまで=8.5バーツ(8.0バーツ)
◆60〜80キロまで=9バーツ
◆80キロ以降=10.5バーツ――。
時速6キロメートル以下となる渋滞中の加算料金は1分当たり3.0バーツとし、従来の2.0バーツから引き上げた。
迎車料金は20バーツ。
バンコク郊外のスワンナプーム空港とドンムアン空港から乗車する場合は50バーツの追加料金が発生する。
燃料価格の上昇によりコストが増大していることから、タクシー業界が引き上げを要望し、昨年11月に運輸省と合意した。値上げ幅は当初の要求より小幅にとどまった。