【インドネシア】EV電池生産、27年までに世界3位内に=海事相

【亜州ビジネス編集部】

ルフット・パンジャイタン海事・投資調整相は、インドネシアの電気自動車(EV)用電池の生産量が2027年までに世界3位に入るとの見通しを明らかにした。アンタラニュースが17日付で伝えた。

同相は16日、鉱業大手アネカタンバン(アンタム)と寧徳時代新能源科技(CATL)によるEV用電池分野の協業に関する調印式に出席。ニッケル鉱石の採掘・加工から電池製造、電池リサイクルまでの一貫体制を構築する案件で、同相は2025年にもEV用電池の生産が開始される見通しを明らかにした。

同相は、EVとEV用電池のエコシステム構築が国内で始まることで、新たな時代を迎えると指摘。インドネシアの輸出は、20年1月からニッケル鉱石の輸出を禁止して以降大きく変わり、国内の川下産業も育っているとして変化を強調した。23年のニッケル関連製品の輸出額は110億米ドルに上る見通しで、4〜5年後には倍増するとしている。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る