【亜州ビジネス編集部】
ベトナム統計総局は29日、2023年1月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で4.89%上昇したと発表した。プラスは24カ月連続。上昇率は前月の4.55%を上回り、5カ月連続で加速した。
価格変動の大きい食品、燃料と、政府による価格統制品を除くコアインフレは5.21%で、前月の4.99%から加速した。
部門別の上昇率は、11部門のうち10部門でプラスだった。最も伸びが高かったのは教育で11.60%。これに住居・水道光熱費・建材が6.94%で続いた。一方、唯一下がったのは郵便・通信でマイナス0.21%だった。
CPIは前月比で0.52%上昇。9部門がプラスで運輸が1.39%で最も伸びた。一方、教育がマイナス0.15%で最も低下した。
CPIは19年の年初から10.42%上昇しており、11部門のうち10部門がプラス。食品・食材・外食が15.59%で最も伸び、これに教育が15.01%、住居・水道光熱費・建材が10.73%で続いた。一方、唯一下がったのは郵便・通信でマイナス2.27%だった。
なお政府は、23年のインフレ抑制目標を4.5%に設定。22年は1年を通して3.15%上昇し、2年ぶりに加速した。