【亜州ビジネス編集部】
労働・傷病兵・社会問題省傘下のホーチミン市労働需要・市場情報予想センターが1月に行った調査で、求職者の46%が2000万ドン(約11万円)以上の月給を希望していることが分かった。一方、企業側の求人に占めるこの給与水準の割合は11%にとどまった。VNエクスプレスが伝えた。
希望月給(求職者7500人を対象に行ったアンケート調査)
2000万ドン以上が46%
1000万〜1500万ドンが23%
1500万〜2000万ドンが20%
500万〜1000万ドンが10%
500万ドン未満が1%
500万ドン未満の求職者は、パートタイムや遊園地のスタッフ、結婚式場でのサービス係などを希望していた。
一方、2000社近くを対象に行った企業側への調査では、約2万8000人分の求人のうち、月給が2000万ドン以上の案件はわずか11%だった。500万〜1000万ドンが45%で最も多く、500万ドン未満は4%だった。
23年は労働者が求める給与額が高め。人材サービス大手エン・ジャパン傘下のナビゴス・グループによると、労働者の45%が23年に10%以上の昇給を期待すると回答している。また転職希望者の19%が転職後に30%以上、19%が20〜30%の昇給を期待するとしている。