【中国】中国ラオス鉄道の旅客輸送量、累計1000万人の大台突破

【亜州ビジネス編集部】

全線開通から1年余りが経過した国際長距離鉄道「中老鉄路(中国ラオス鉄道)」について、1月末時点の旅客輸送量が延べ累計1030万人に達し、1000万人の大台に乗せた。旅客便の運行本数も2万本に積み上がっている。中国鉄路昆明局集団の情報として、中国政府系メディアが1日付で報じた。

旅客輸送量1030万人のうち、中国区間が870万人、ラオス区間が160万人に達した。1日当たりの平均運行本数(普通列車)はそれぞれ56本(ピーク時は70本)、8本(同10本)。単日ベースの最大旅客輸送量は、中国区間が6万5000人、ラオス区間が8800人となっている。

全長1000キロメートル(km)を超える中国ラオス鉄道は中国の雲南省昆明市とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ。中国区間は全長508kmで、ほぼ雲南省内が占める。2021年12月3日の全線開通以降、雲南省普ジ市、西双版納州などの地域における鉄道未整備の歴史に終止符を打った。併せてラオスの人々に近代的な鉄道を提供し、沿線の移動を容易にさせている。旅客輸送では、復興号、瀾滄号が安全、エコ、便利、快適な運行で、都市間の移動時間と距離を短縮。沿線住民の利便性を高めている。

旅客サービスを取り扱う駅も開業時の7駅から、これまでに10駅に拡大。動車組(高速鉄道車両)と普通列車の同線運行も実現した。さらにラオス主要都市において、チケットカウンターの開設、前売り券の販売時間の延長など、各種サービスも充実しつつある。


亜州ビジネスChina
https://ashu-chinastatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る