【亜州ビジネス編集部】
物流会社ワイス・ロジスティクスは、自動車部品大手のソンブーン・アドバンス・テクノロジーと物流拠点の開発で協力すると発表した。ソンブーンが所有するバンコク東郊バンナー地区と東部ラヨン県の計5万平方メートル以上の土地に倉庫・配送センターを開発する方針。総合物流サービスのレベル向上につなげる。
先月末に覚書を交わした。自動倉庫システムや電気自動車(EV)による配送などを検討し、環境負荷が少ないグリーン物流拠点として開発する。ワイスの倉庫管理や陸海空の国際物流サービスの強みを生かし、ソンブーンの所有地を有効活用する。
電子商取引(EC)市場の成長や「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」の発効に伴い、東部の経済特区「東部経済回廊(EEC)」で高まる倉庫・配送センターの需要に対応する。地球温暖化や大気汚染の改善にも貢献する。