【亜州ビジネス編集部】
自動車メーカー各社が値下げを行っている。在庫レベルが高い一方で年明け数カ月は需要が低く、需要喚起につなげたい考え。ベトナムニュースが1伝えた。
車体価格の値下げだけでなく、売り手が自動車登録料を負担するなどさまざまなキャンペーンを行っている。
ホーチミン市にある韓国・現代自動車のディーラーは、ハッチバック「グランドi10」や小型車「アクセント」など人気の6モデルについて2000万〜1億300万ドン(約11万〜56万円)の値引きを実施。また、ホンダ・ベトナムは、スポーツ多目的車(SUV)「CR-V」と小型セダン「シティ」について2月4〜28日に自動車登録料を100%負担するキャンペーンを実施しているほか、保険やカーアクセサリーなどの特典も付けている。マツダや三菱自動車、起亜、スズキなども多くのモデルについて値下げや登録料の50〜100%を負担するキャンペーンを行っている。
ある販売店の関係者は、年初数カ月は需要が低く、かさんだ在庫を減らすために値下げせざるを得ない状況になっていると話している。