【フィリピン】1月の新車販売4割増、2桁増続く

【亜州ビジネス編集部】

フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック製造者協会(TMA)が集計した2023年1月の新車販売台数は、前年同月比42.1%増の2万9499台だった。前年同月を上回るのは11カ月連続で、いずれも2桁のプラス。新型コロナウイルス禍から国内消費が回復する中、台数は1月としては18年以来の高水準となった。14日付各紙が伝えた。

車種別の販売は、乗用車が29.8%増の7506台、商用車が46.8%増の2万1993台。商用車は22年9月以降、40%超の増加が続いている。うち主力のスポーツ多目的車(SUV)など小型商用車(LCV)は40.9%増の1万6757だった。一方、メーカー別の販売台数はトヨタの1万3428台が最も多く、シェアは45.5%。これに三菱自動車が5030台、米フォード2107台で続いた。

CAMPIのロンメル・グティエレス会長は、今後も需要の拡大に期待できるとしつつ、供給面の成約が成長を妨げる要因になり得ると指摘。23年の目標は示さなかったが、経済の先行きが不透明なこともあって前年の販売台数を上回るとは言い切れないと述べた。


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