【亜州ビジネス編集部】
プラント工事の田辺工業(本社:新潟県上越市)は17日、タイに新たな子会社を設立すると発表した。これまで東部の子会社を通じて自動車・電子部品の表面処理サービスなどを手掛けてきたが、新会社の設立で本業であるプラント工事も展開し、東南アジアで事業拡大を図る。
6月にもタナベエンジニアリングアジア(仮称)を設立する。資本金は400万バーツとし、田辺工業は49%を出資する計画。化学・石油化学プラント設備の設計や機器製作・調達販売、各種請け負い工事などを手掛ける。従業員数は5人を予定する。
既存の現地法人タナベタイランドは1996年設立。東部プラチンブリ県の304工業団地にめっき工場と機械装置工場を構え、表面処理サービスや自動化・省力化装置の設計・製造を手掛けている。