【亜州ビジネス編集部】
タイ国トヨタ自動車(TMT)の24日発表によると、2023年1月の国内新車販売台数は前年同月比5.6%減の6万5579台だった。前年同月を下回るのは3カ月連続。同社は半導体不足などを減少の要因に挙げた。一方、国内経済が回復に向かっていることから、2月に入って徐々に市況が改善していると説明した。
1月の販売の内訳は、乗用車が2.1%減の2万2864台、1トンピックアップトラックが9.1%減の3万1771台など。乗用車は5カ月連続の前年割れとなる。1トンピックは2カ月ぶりのマイナスで、台数は21年10月以降で最少だった。
全体のメーカー別販売は、首位トヨタが7.4%増の2万2149台とプラスだったものの、他の主要メーカーの多くで落ち込んだ。2位いすゞが5.0%減だったほか、ホンダや三菱自動車などは2桁のマイナス。三菱自は米フォードの販売台数を下回った。