【亜州ビジネス編集部】
観光・スポーツ省の集計によると、2023年1月の外国人来訪者数は前年同月比で16.0倍となる214万4948人だった。前年同月を上回るのは22カ月連続。新型コロナウイルス対策の活動制限が緩和され、前年同月に落ち込んでいた反動があって大きく伸びた。前月比では4.3%減だった。国境を接するマレーシアからの来訪者が国・地域別で最多だった。
国・地域別の来訪者数
◆マレーシア=28万8745人(前年同月比264.9倍)
◆ロシア=20万2759人(8.5倍)
◆韓国=16万9462人(78.8倍)
◆インド=10万3316人(49.7倍)
◆中国=9万1841人(29.5倍)――の順に多かった。
◆日本は4万6336人(19.3倍)
新型コロナ流行前に全体の4分の1を占め最多だった中国は、22年通期で27万3567人と全体のわずか2.5%にとどまっていたが、23年1月は中国政府のゼロコロナ政策解除を受けて回復が進んだ。
22年の外国人来訪者数は前年比で26.1倍となる1115万3026人だった。前年を上回るのは3年ぶり。ただ、新型コロナ流行前の19年(約4000万人)との比較では3割弱の水準にとどまる。