【亜州ビジネス編集部】
タイ発電公団(EGAT)は4日、クリーンエネルギー関連事業で日系5社と協力すると発表した。再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」と「グリーンアンモニア」の事業開発や、バイオ燃料生産と二次電池電力貯蔵システム(BESS)の技術開発を進める。
水素とアンモニアの事業では、商船三井と千代田化工建設、泰国三菱商事の3社と覚書(MOU)を締結。タイ南部で生産や貯蔵、輸送を含む一連の仕組みの構築を目指す。また、バイオ燃料生産技術の開発に関する協力でエンジニアリング大手のTTCLと、BESS技術の開発でIHIと、それぞれ覚書を交わした。有力企業が持つ技術を得て脱炭素を推進するとしている。