【亜州ビジネス編集部】
出光興産は、フィリピンで屋根上設置型の太陽光発電事業を開始したと発表した。初の事業として、冷凍冷蔵倉庫のファスト・コールドチェーン・ソリューションと電力販売契約(PPA)を締結。ファストの倉庫に0.5メガワット(MW)の発電設備を設置・運営し、同社に電力を販売する。
昨年に資本参加したスカイ・リニューアブルズ・エナジー(本社:シンガポール)を通じて事業を手掛ける。倉庫はマニラ南郊のカビテ州イムスに立地。年間で電力を650メガワット時(MWh)供給し、二酸化炭素(CO2)の排出量を440トン削減できると見込む。
出光とスカイはフィリピンで、別の冷凍冷蔵倉庫事業者や食品加工工場への太陽光発電設備の導入も決めており、近く着工する。