【タイ】中国ナタ汽車がEV工場着工、来年1月に生産開始へ

【亜州ビジネス編集部】

「ナタ汽車(NETA)」ブランドの電気自動車(EV)を手掛ける中国の合衆新能源汽車の現地法人、ナタオート(タイランド)は13日、バンコク東郊でEVの組立工場を着工したと発表した。来年1月下旬にも生産を開始する。ナタ汽車の海外初工場となり、右ハンドル車の輸出拠点として東南アジアなどに車両を供給する。

10日に定礎式を行った。バンチャン工業団地内に建設する。生産能力は明らかにしていないが、新工場の完成後は中国の工場も合わせて年25万台を超えるとしている。

新工場には溶接、塗装、組み立てのラインを設け、地場系バンチャン・ゼネラル・アセンブリー(BGAC)と協力して生産する。将来は中東や欧州などに輸出先を広げる。

タイでは既に中国からの輸入でEVを販売している。昨年8月に小型スポーツ多目的車(SUV)「ナタV」を正式発表。昨年は数千台の受注を得て、年末までに989台を納車した。


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