【亜州ビジネス編集部】
インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)によると、2023年2月の国内新車販売台数は前年同月比7.4%増の8万6954台だった。新型コロナウイルス禍から国内経済が回復に向かう中、9カ月連続でプラス成長を記録。2月の販売台数としては19年以降で最多となった。
乗用車は前年同月比5.2%増、商用車は13.6%増だった。ブランド別では首位トヨタが9.9%増の2万7336台、2位ダイハツが8.2%増の1万6263台、3位ホンダが26.0%増の1万4375台に拡大。一方、三菱自動車は30.8%減の6929台と前年を割り込んだ。
2月の業界全体の生産台数は7.8%増の12万3894台。EVの生産は、現代自動車の「アイオニック5」が200台、中国・上汽通用五菱(SGMW)の「エアev」が631台だったほか、新たに中国・東風小康汽車(DFSK)が「グロラE」の生産を開始し、20台だった。2月の全体の完成車輸出台数は46.5%増の4万5435台だった。
1〜2月は販売台数が前年同期比9.6%増の18万1077台、生産台数が9.5%増の25万6664台だった。共に新型コロナ流行前の19年1〜2月を上回っている。