【亜州ビジネス編集部】
ベトナム自動車工業会(VAMA)が17日発表した2023年1〜2月の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年同期比24.6%減の4万354台だった。新型コロナウイルス禍の反動がなくなったことで低調に推移。新型コロナ流行前の19年1〜2月に比べると12.4%減だった。
内訳は乗用車が27.6%減の3万1016台、商用車が10.3%減の8934台など。国内生産車は38.0%減の2万518台、輸入車は3.1%減の1万9836台だった。
VAMA会員企業の販売台数は32.0%減の3万4534台。ブランド別ではトヨタが25.8%減の7910台で最も多く、これに米フォード、韓国・起亜、マツダが続いた。なおVAMA非加盟の韓国・現代自動車の販売台数は22.7%減の8963台で、VAMA首位のトヨタを上回った。同じくVAMA非加盟の国産車メーカー、ビンファストは774台で、76.2%減少している。
2月は1%増
2月の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年同月比1.0%増、前月比33.1%増の2万3040台だった。
内訳は乗用車が前年同月比3.2%減の1万6980台(前月比21.0%増)、商用車が20.5%増の5760台(81.5%増)など。国内生産車は14.9%減の1万2432台(53.7%増)、輸入車は29.5%増の1万608台(15.0%増)だった。
VAMA会員企業の販売台数は2.7%減の2万536台(46.7%増)。ブランド別ではトヨタが14.0%増の4887台(61.7%増)で最も多く、これに韓国・起亜、米フォード、マツダが続いた。なおVAMA非加盟の韓国・現代自動車の販売台数は31.0%増の5467台で、VAMA首位のトヨタを上回った。同じくVAMA非加盟のビンファストは416台で、64.0%減少している。