【タイ】BMWの東部工場、EVとミニの組立生産を計画

【亜州ビジネス編集部】

独系BMWグループ・タイランドは、東部ラヨーン県の工場で「BMW」ブランドの電気自動車(EV)を組立生産する計画を明らかにした。小型車「ミニ」の組立生産も再開する。22日付ターンセタキットなどが伝えた。

追加投資で生産品目を増やす。BMWのEV生産開始は来年以降の見通しで、タイ国内に供給する。ミニはかつてタイでも生産していたが、現在はマレーシア工場からの輸入販売に切り替えている。タイで新たに生産する車種は、EVではないとしている。

これらの計画により、同社のラヨーン工場は、BMWのエンジン車とプラグインハイブリッド車(PHV)、EVに加え、ミニと「BMWモトラッド」ブランドのバイクを全て生産できる唯一の工場となる。

同社の2022年の四輪車の販売台数は前年比36.1%増の1万5010台に上り、国内高級車市場でシェア首位の46.6%だった。内訳はBMWブランドが36.0%増の1万3572台、ミニが37.0%増の1438台。23年1〜2月の販売台数は前年同期比26%増となり、BMWグループの世界全体で最大の伸び率だったという。


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