【亜州ビジネス編集部】
カシコン銀行傘下の総合研究所カシコン・リサーチ・センター(KRC)は、2023年の国内総生産(GDP)成長率の予測を前年比3.7%と発表し、前月の予測から据え置いた。米銀行の破綻などを背景に世界経済の減速傾向が強まったとみて、輸出額の予測を下方修正した。一方、外国人来訪者数の予測を上方修正した。
輸出額は1.2%減と予測し、前月の予測(0.5%減)から下方修正した。外国人来訪者数は2850万人の見通しで、前月の予測(2550万人)から上方修正。輸出額のマイナスを観光収入がカバーすると見込む。
インフレ率の予測は2.8%とし、前月(3.2%)から引き下げた。世界経済の減速に伴ってエネルギー価格が低下するとみている。