【タイ】阪神高速とドンムアン有料道、インフラ維持管理で合弁

【亜州ビジネス編集部】

阪神高速道路は27日、バンコク首都圏のドンムアン有料道路を運営するドンムアン・トールウエーと日本の2社を含む4社でバンコクにインフラ維持管理の合弁会社を設立すると発表した。現地で道路や橋梁など構造物の老朽化が進んでいることから、点検・診断や設計、補修・改修・補強、材料販売などの事業を包括的に展開する。将来はアジアの他国への進出も目指す。

来月4日に合弁契約を交わす予定。年内にも新会社のエイサイアム・インフラを資本金4000万バーツで設立する。阪神高速道路は株式の19.00%、ドンムアン・トールウエーは68.50%をそれぞれ取得。ほかに土木建築資材メーカーのケー・エフ・シー(本社:大阪市北区)と、土木建築資材などを取り扱う商社のYKアクロス(本社:東京都港区)が6.25%ずつ出資する。阪神高速が持つ高速道路維持管理と海外事業の経験や、ケー・エフ・シーの最先端建設・補修資材、YKアクロスが培ってきた現地での事業ネットワークなどを融合して事業を行う。

阪神高速道路とドンムアン・トールウエーは昨年9月に覚書を交わし、合弁設立に向けた調査を進めていた。


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