【亜州ビジネス編集部】
大和ハウス工業は3月30日、地場企業との合弁会社がバンコクに商業施設を開発したと発表した。ファーストリテイリングが運営する「ユニクロ」の路面店を開発し、31日に開業。タイでの商業施設開発は初めてとなる。
立地や設計などに関するファーストリテイリングの要望に合わせて、ユニクロの「ロードサイド・ラッカバン店」を設けた。敷地面積は4144平方メートル、鉄筋コンクリート造の地上1階建てで延べ床面積は1109平方メートル。バンコク中心部から東へ25キロメートルほどのラッカバン区内に立地している。
合弁会社のWHA大和ロジスティクスプロパティー(WHADLP)を通じて事業を手掛ける。今回の案件を皮切りに、今後も商業施設や物流施設、複合施設の開発を進める方針。同合弁には大和ハウスが49%、工業団地大手の地場WHAコーポレーションが51%を出資している。
大和ハウスは日本で4万7000棟の商業施設を開発した実績がある。海外では2011年に台湾に、20年に米国に進出した。