【タイ】ウェザーニューズ、バンコク都庁に降水予測提供

【亜州ビジネス編集部】

気象情報会社のウェザーニューズは3月31日、バンコクの防災技術の向上に向け連携するためバンコク都庁と覚書を締結したと発表した。洪水が頻発するバンコクで対策を支援する。

4月以降、都庁から取得する気象レーダーや雨量計のデータを活用し、都内を中心に5分間隔で3時間先までの降水現象を予測。都庁に情報を提供する。また、首都圏で高密度な気象観測ネットワークを構築し、大雨で下水道や水路から水があふれ出す内水氾濫の対策など防災対策に活用する。都庁は同社に対し、観測データと雨雲レーダーデータ、気象観測インフラの設置場所を提供する。

同社の降水予測モデルは、ディープラーニング(深層学習)や流体モデルなど複数のモジュールを統合させた予測システムで、精度が高いことが特長。同社は気候変動によって極端化する自然災害への対策を支援する目的で、タイの工場向けの防災対策ソリューションなど気象情報を活用した早期警戒を促す技術の開発にも取り組む。


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