【ベトナム】3月の新車販売2割減、3カ月ぶり3万台超えも

【亜州ビジネス編集部】

ベトナム自動車工業会(VAMA)が13日発表した2023年3月の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年同月比18.7%減の3万38台だった。減少は2カ月ぶり。新型コロナウイルス流行の反動がなく、新型コロナ流行前の19年3月も7.3%下回った。ただ、年度末を迎えたメーカーが販促を掛けたことで前月からは30.4%増え、3カ月ぶりに3万台を超えた。

内訳は乗用車が前年同月比23.2%減の2万1969台(前月比27.8%増)、商用車が2.5%増の7990台(同38.7%増)など。国内生産車は28.0%減の1万6174台(30.1%増)、輸入車は4.3%減の1万3864台(30.7%増)だった。

VAMA会員企業の販売台数は25.0%減の2万6266台(前月比27.9%増)。ブランド別ではトヨタが29.1%減の5656台(15.7%増)で最も多く、これに韓国・起亜、米フォードが続いた。なおVAMA非加盟の韓国・現代自動車の販売台数は18.3%減の5773台(5.6%増)で、VAMA首位のトヨタを上回る水準だった。同じくVAMA非加盟の国産車メーカー、ビンファストは915台で、73.6%減少している。

1Qは2割減、コロナ前を1割下回る

第1四半期の新車販売台数(一部企業除く)は7万392台となり、前年同期から22.2%減加した。新型コロナ流行前の19年第1四半期を10.2%下回った。

内訳は、乗用車が前年同期比26.1%減の5万2712台、商用車が4.7%減の1万6924台など。国内生産車は33.9%減の3万6692台、輸入車は3.6%減の3万3700台だった。

VAMA加盟企業の販売台数は6万800台で29.1%減。VAMA首位のトヨタは27.2%減の1万8633台で、これにフォードと起亜が続いた。なおVAMA非加盟の現代自の販売台数は21.1%減の1万4736台で、VAMA首位のトヨタに次ぐ水準だった。同じくVAMA非加盟のビンファストは1689台で、74.9%減少している。


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