【亜州ビジネス編集部】
米調査会社ニールセンがまとめた2023年3月の国内の総広告支出は、前年同月比3%増の101億7400万バーツだった。プラスは4カ月ぶり。全7媒体のうち、5媒体がプラスとなり、うち屋外・交通が2桁増とけん引した。20日付ターンセタキットなどが伝えた。
媒体別では、◆インターネット=6%増の22億9000万バーツ◆屋外・交通=26%増の13億6600万バーツ◆ラジオ=9%増の2億9900万バーツ◆映画=4%増の2億3400万バーツ◆店内=3%増の7500万バーツ――の5媒体がプラス。一方、◆テレビ=2%減の56億6300万バーツ◆印刷=1%減の2億4700万バーツ――の2媒体はマイナスだった。
企業別の広告支出は、消費財大手の英蘭系ユニリーバ・タイ・トレーディングが4億3000万バーツでトップ。消費財販売を手掛けるマス・マーケティングが1億9400万バーツで2位、米消費財大手プロクター&ギャンブル(P&G)が1億7800万バーツで3位だった。日系では、サントリー・ペプシコ・ビバレッジ(タイランド)が1億500万バーツで10位に入った。