【亜州ビジネス編集部】
計画投資省によると、2023年第1四半期の労働者の平均月収は790万ドン(約4万5000円)となり、前年同期比で8%増加した。国家経済委員会に8日提出した報告書に示したもので、雇用情勢は回復していると説明。失業率は2.25%で、前年同期から0.07ポイント改善したとしている。VNエクスプレスが23日付で伝えた。
物価高で世界的に消費が低迷し、ベトナム企業の輸出受注も減少。統計総局によると、製造業では第1四半期に生産額が2.4%落ち込んだ。ただ計投省は、勤務時間の短縮を強いられた労働者や失業者向けに全国レベルで初となるオンラインの職業紹介支援を開始したことが労働市場にはプラスに働いたとしている。
雇用情勢は回復しているものの、男女差は依然として大きい。平均月収を男女別でみると、男性が女性より1.3倍高かった。また地域別では、都市部が地方より1.4倍高かった。