【亜州ビジネス編集部】
三井物産は4月27日、サイバーセキュリティーのマレーシア大手、LGMSに追加出資したと発表した。株式23%を新たに取得し、出資比率を25%に高めた。自社で培ったセキュリティー関連の知見を提供し、LGMSのサービス多角化や顧客基盤拡大を後押しする。
LGMSは2005年設立。セキュリティー診断を中心に、同国の大手金融機関や通信事業者などに対してサービスを提供している。一方、三井物産は01年に子会社の三井物産セキュアディレクションを設立し、20年以上にわたりサイバーセキュリティー関連の診断やコンサルティング、監視サービスを展開してノウハウを蓄積してきた。