【タイ】三菱ガス化学が工場増設、電子材料の生産能力倍増へ

【亜州ビジネス編集部】

三菱ガス化学は8日、東部ラヨーン県の現地法人が半導体パッケージ材料「ビスマレイミド・トリアジン(BT)樹脂」の生産能力を2倍に引き上げると発表した。第5世代(5G)通信関連向けなどの用途で需要が高まっていることから、新たな建屋を設けて生産体制を強化する。2025年10月にも営業運転を開始する。

WHAイースタンシーボード工業団地で操業するMGCエレクトロテクノ(タイランド)が、来年4月に着工。第1期工事と同水準の設備を導入し、生産能力を倍増させる。同法人は昨年4月にも設備の追加導入を終えて、生産能力を引き上げている。

三菱ガス化学は日本の福島県とラヨーンでBT樹脂を生産。福島のマザー工場で先端・高性能・少量多品種を手掛け、ラヨーンの工場は量産品を担当している。


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