【亜州ビジネス編集部】
中国自動車メーカーの長城汽車(GWM)の現地法人、長城汽車タイランドは9日、認定中古車事業を本格化すると発表した。来月末までに全国のディーラー全38店舗で認定中古車を取り扱う。電気自動車(EV)を所有したい消費者にとって購入の良い機会になる上、将来に売却する際にも公正な価格で取引できるようになると見込んでいる。
タイ進出2周年となった今年2月に同事業を開始し、買い替え需要などで消費者の反応が良かったことから、全国展開する。現在の在庫は「哈弗(ハヴァル)」ブランドのスポーツ多目的車(SUV)「H6」や、「欧拉(オーラ)」ブランドのEV「好猫(グッドキャット)」など計60台以上で、試乗車やイベントで使用された車両が大半を占める。
同社は中古車の品質に対する信頼を構築するため、219カ所の点検を実施するほか、車齢5年以下、走行距離15万キロメートル以下などの基準を満たす車両のみを取り扱う。また、購入者には2年または4万キロメートルの延長保証や、品質に問題があった際の7日以内の返金保証期間なども設ける。