【亜州ビジネス編集部】
東京電力ホールディングスと中部電力が折半出資する発電会社JERAは9日、国営石油PTTと脱炭素分野での協業に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。タイ国内への水素・アンモニア供給に向けたサプライチェーン(供給網)構築について共同検討を開始する。
同国向け水素の供給手段として、アンモニア分解技術の実現可能性の評価も行う。また、同国向けの供給を想定した水素・アンモニア上流事業の共同開発や投資機会も検討する。
JERAは今年1月、発電大手エレクトリシティー・ジェネレーティング(EGCO)ともタイでの水素・アンモニア供給網構築などで覚書を交わしている。