【亜州ビジネス編集部】
ベトナム自動車工業会（VAMA）が12日発表した2023年4月の国内新車販売台数（一部企業除く）は、前年同月比47.1％減の2万2409台だった。減少は2カ月連続。ただ新型コロナ流行前の19年4月を6.6％上回った。前月からは25.4％減少した。
内訳は乗用車が前年同月比53.1％減の1万5748台、商用車が18.9％減の6487台など。国内生産車は49.5％減の1万3325台、輸入車は43.1％減の9084台だった。
VAMA会員企業の販売台数は45.8％減の2万667台。ブランド別ではトヨタが51.2％減の4247台で最も多く、これに米フォード、韓国・起亜が続いた。なおVAMA非加盟の韓国・現代自動車の販売台数は34.0％減の4592台で、VAMA首位のトヨタを上回る水準だった。同じくVAMA非加盟の国産車メーカー、ビンファストは56.5％増の3798台で、トヨタに次ぐ水準となっている。
1〜4月は3割減、コロナ前を6.6％下回る
1〜4月の新車販売台数（一部企業除く）は9万2801台となり、前年同期から30.2％減少した。新型コロナ流行前の19年1〜4月を6.6％下回った。
内訳は、乗用車が前年同期比34.7％減の6万8460台、商用車が9.1％減の2万3411台など。国内生産車は39.0％減の5万17台、輸入車は16.0％減の4万2784台だった。
VAMA加盟企業の販売台数は8万1467台で34.3％減。VAMA首位のトヨタは34.8％減の1万7813台で、これに米フォードと起亜が続いた。なおVAMA非加盟の現代自の販売台数は24.6％減の2万5629台で、VAMA首位のトヨタを上回った。同じくVAMA非加盟のビンファストは126.1％増の5487台で、VAMA6位のホンダ（6312台）に次ぐ水準となっている。
