【亜州ビジネス編集部】
世界ラーメン協会(WINA、本部:大阪府池田市)の集計によると、2022年の東南アジア8カ国の即席麺需要は合計で前年比3%増の337億5000万食だった。伸び率は前年(7%増)から減速。域内最大市場のインドネシアなど3カ国で需要が拡大する一方、ベトナムなど5カ国で前年を割り込んだ。世界全体では1%増の1212億食だった。
東南アジアではラオスとブルネイを除く8カ国が需要量の世界上位56カ国・地域に入った。
インドネシアは7%増の142億6000万食で、中国に次ぐ世界2位を維持。これに続く世界3位のベトナムは1%減の84億8000万食と、前年の20%超の増加からマイナスに転じた。
域内3位(世界7位)のフィリピンは3%減の42億9000万食と、2年連続の前年割れ。同4位(世界9位)のタイは7%増の38億7000万食だった。