【フィリピン】4月の新車販売22%増、14カ月連続で2桁成長

【亜州ビジネス編集部】

フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック製造者協会(TMA)が集計した2023年4月の新車販売台数は、前年同月比21.8%増の3万643台だった。前年同月を上回るのは14カ月連続で、いずれも2桁のプラス。新型コロナウイルス禍から国内消費が回復する中で高い伸びが続いており、台数はコロナ前の19年4月(2万5799台)も上回った。15日付各紙が伝えた。

車種別の販売台数は、乗用車が16.9%増の7317台、商用車が23.5%増の2万3326台。商用車のうち主力のスポーツ多目的車(SUV)を含む小型商用車(LCV)は17.3%増の1万7666台だった。メーカー別では首位トヨタが1万4123台でシェア46.1%を占め、これに三菱自動車が5613台で続いた。

国内経済の見通しは良好
1〜4月の販売台数は前年同期比28.1%増の12万7927台。乗用車は30.5%増の3万2070台、商用車は27.3%増の9万5857台だった。メーカー別では首位トヨタが5万9328台、2位の三菱自が2万3378台などだった。CAMPIのロンメル・グティエレス会長は、国内経済の見通しが引き続き良好であり、新車市場は今後もコロナ前を上回る水準に期待できると指摘した。


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