【亜州ビジネス編集部】
TMBタナチャート銀行(TTB)傘下の総合研究所TTBアナリティクスは、国内の電気自動車(EV)の累計登録台数が2026年に29万2000台に達するとの予測を発表した。タイがEV生産拠点へと急速に移行することで、23〜30年にEV新車販売台数が年平均28.8%のペースで増加するとみている。ターンセタキットなどが伝えた。
EV産業のエコシステム(生態系)の構築が進み、充電器の設置数は26年まで年平均29.1%のペースで増加すると予測。AC(交流)式とDC(直流)式の充電器を合わせたコネクター数は、26年に計1万個に達すると見込む。EV協会のデータによると、22年末時点の充電所は1239カ所で、充電器はAC式が2404個、DC式が1342個。設置数の半数以上をバンコク首都圏が占めた。
TTB総研は一方、EVの普及拡大に伴い、エンジン車とプラグインハイブリッド車(PHV)の販売台数が縮小すると予測。23〜30年にそれぞれ年平均9.6%、6.6%のペースで減少する可能性があると指摘した。